こどもたちのテクニックを上達させるには?(小学生低学年編)
を小学生の低学年に焦点を当ててお話ししたいと思います。
今回は動画も載せてみましたので、それも含めて皆さんのご参考になれば幸いです。
目次
【楽しむは変わらない!】
まずは、楽しむ!これに変わりはありません。幼児期同様この時期もしっかりと「何に楽しさを感じているのか?」を見極めてあげる必要があります。
詳細は前回の記事をご覧ください!↓
▶ウォルタースポーツクラブ Blog こどものテクニック上達には?(幼児編)
【具体的説明とデモンストレーション】
小学生になってテクニックを上達させるためにどんなことを意識していったら良いか?
以下のようにまとめてみました。
その1
小学生になると言葉での説明だけでも想像して、次の展開を予測することができ理解することができてきます。
しかしながら、個人差がありそれだけでは理解できない子もいます。
そこで、具体的に説明を加えつつ、デモンストレーションで実際に「みせていく」ということを行います!僕自身がデモンストレーションをすることもありますが、理解している子がやってみせることで、子どもたち同士でのコミュニケーションが生まれることや人に説明する力(プレゼン能力)を養う場になったり、運動面以外でのテクニックの上達にもつながっていくと考えています!
インプットとアウトプットをその場で行ってしまうということです!
その2
指導者がお手本となりみせることやお互いに教えあったりするだけでなく、本人のプレーしている様子を実際にスマホートフォンの動画で「スローモーション」の機能を使い、子どもたちにその場で見せることで、子ども自身が自分で動作の修正をできるようにしています。(必要であると感じた時に)
実際の映像は下記リンクになります。(今回はわかりやすさのためトータルスポーツの時の映像)↓
この時は、両足でジャンプをして踏み切ることを課題としていました。なかなかできないAくんに右の動画を見せて足がバラバラになっていることを伝えました。
そうすると、Aくんは
A「そうか!こういう風になっていたのか。。」全速力でスタート位置に戻ります。何回かやっていくうちに左のようなジャンプに変わってきました。
右の動画を見たAくんは、自分なりにトライし続け、「両足でトランポリンをジャンプする」ということを修正することができました。自分を客観的に見る手段として有効かと考えています!
【夢中になる=反復練習 ← 成功のタイミングでの言葉がけ!】
これは前回の記事の中で、こどもたちは夢中になることで上達が早いということをお伝えしました。
何か物事が「達成できると達成できないの間」を行き来している時、こどもたちは自ら繰り返しその動作を行います。先程のAくんがそうですね!
その時にいかに修正が必要なポイントを見つけてあげられるか。つまり、そのポイントを見つけて、具体的に褒めることや修正の声がけをしてあげられるかが大切なポイントになります。
一言二言でもかまいません。その「タイミング」で具体的に褒めてあげて成功体験となった時、こどもたちの頭に強くインプットされます。
先程のAくんの場合m、僕は成功した左の映像の時にすかさず「それ!」とだけ伝えて、その後左の動画を観てもらいました。それからは何も言わずとも自分から「練習する!」と言って自分の納得いくまで練習しだしました。
つまり、その「できた!」という成功体験がこどもたちのやる気となり、夢中になることにつながっていったのです!
ここで注意しなければならないのが「褒められることが嬉しくて夢中になる」とならないようにすること。あまりに過度に褒め過ぎてしまうと、目的が「上手くなりたい!」から「褒められたい!」になってしまいます。
そうなると、誰かが観ていないと自ら進んで活動しなくなる可能性があります。
そこは気をつけながら関わっていただきたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は小学生低学年の指導の実体験もふまえてお話しさせていただきました!
ポイントは
1、基本の楽しむことは幼児期と変わらない!
2、言葉の理解が幼児期よりも深まっていて、物事のイメージがしていけるからこそ、具体的な説明をしてあげること。
3、デモンストレーションにより、観て学べる環境(雰囲気)を作ること。
4、客観的に自分を観て(動画などを活用して)、自ら修正していける環境を提供してあげること。
5、成功の時に声がけをしてあげること。(タイミングが大事!!)
以上のようなことを継続していき、こどもたちの「やりたい!」(夢中)を待つことで、いつのまにかこどもたちの上達している姿を観ることができると思います!
こどもたちの成長を信じて、待っていきましょう!