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こどものテクニック上達には?(幼児編)

こどもたちの指導をしていて、指導者の方や保護者の方から「どうやったら上手くなりますかね?」そんな質問を時々受けます!そこで、今回はこどものテクニック上達には?

ということで、幼児年代でサッカー・フットサル・運動能力の向上のために大事なことのお話をさせていただきたいと思います!

少しでもご覧になった方の参考になれば幸いです!

目次

楽しむの違いを見極める

まずは、こどもたちが何を楽しみに参加しているのかを見極めていく必要があります。参加するこどもは無邪気にボールを追いかけたり、身体を動かすことを楽しんでいるのですが、それでも個人で好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないことなどはっきりとしています。

この「楽しむ」の区分けとして僕は大きく3つの要素で考えています。

①「できた!」を楽しむ!!(上達)

1つは、できなかったことが「できる!」に変わった瞬間を楽しんでいるということです。初めて体験するものは簡単にはできないもの。けれども、少しずつ失敗を繰り返して「できた!」となったときにこどもたちの笑みは最高のものになります!

一度これを味わうと、こどもたちはできたごとに「先生!みてみて!できたよ!すごいでしょ?」と夢中になります。このような状況になったらすかざず難易度をあげて次の課題を提案をしてあげてください!

そうすることで、こどもたちは再び新たなことに挑戦します。これを繰り返すことで「技術の上達」と繋がっていきます。

②勝つことを楽しむ!(勝敗)

もう1つは「勝つこと」を楽しんでいるということです。フットサル(サッカー)、大きくスポーツは勝敗があるものです。そのゲーム性が魅力の一つです。こどもたちも試合が大好きで、最終的には僕もメニューの中でゲーム(試合)を行います。

ただ、このゲーム。注意しなければいけないことが「差」がありすぎるとつまらない。ということです。こどもたちは月齢による個人差があり、同じ年齢でも身体の大きな子やまだまだ、小さな子、機敏に動ける子、動けない子が出てきます。
(例えば4歳児でも4月生まれの子と3月生まれの子がおり、同じ学年でも約1年の差があるために運動面でも身体や脳の発達の違いによる理解力に差が生まれてしまう。)

それを考慮した上で指導に関わらないと、できない子はやりたくなくなってしまいます。そのため、試合を行う時のチーム編成を調整してみたり、力が拮抗するような展開にしていくことはこの年代には意外と大切です。

③雰囲気を楽しむ!(環境)

最後の楽しむは「雰囲気を楽しむ!」です!大人でもスポーツ観戦をしてスタンドの独特の雰囲気を味わいますよね?皆さんも今回オリンピックをテレビで観戦し、金メダルをかけた数々の熱い試合に興奮したのではないでしょうか?それと一緒です!

こどもたちも自分が上手くできなくても、勝てなくてもお友達と身体を動かことが楽しいなと感じて参加しているんです!もちろんその中でできるようになることを促しはしますが、観て楽しんでいるこどもを強制することはしません。

テクニック上達のための具体的な方法(幼児編)

楽しむを3つで分けて考えましたが、ここから具体的にどうすればテクニックが上達していくのか?ということですが、結論から言うと保護者の皆さんの協力のもと「3つの楽しむを家でもできる状態にする。」ということです!

具体的には以下の方法を試してみてください!

【課題の提供→勝敗ありのゲームの提供→雰囲気作り】

1つは、おうちで自分でできる何か課題を提供するということです!
例えば、ボールを運ぶ技術である「ドリブル」。このドリブルを上達していくためにボール慣れの段階で、こどもたちが家でもできる課題としてボールを足の裏で交互に踏みかえる「タッピング」として提案してあげます。具体的に「30回できるようにしてきて〜」と数を指定することもいいと思います。

それから、「お父さん、お母さんと勝負してきてみて!」など対戦形式を提案します!こどもたちはお父さん、お母さんが大好きです!幼稚園でやってきたことを観てもらいたいという気持ちもあります!そこで、大人との対戦を提案していくことでモチベーションも上がり「やってみよう!」という気持ちになっていきます。

これは大人にとっても良いことで、一緒に遊ぶことでボールを足で扱う難しさを体験でき、こどもの気持ちを理解することにもつながります!

そして、最後に雰囲気作り。上手くいったりできるようになったら褒めてあげること。失敗してもチャレンジを褒めてあげることをしてあげてください。

また、こどもと一緒楽しむことも忘れずに!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は幼児編ということでお話ししてきましたが、方法論というより声がけや雰囲気づくりをしていき、「自分でやりたい!」という状態にすることがテクニック上達への近道になっていきます!

この時期は様々な経験をした中で、自分に夢中になれるものを選んでいく時期とも言えます!夢中になれるものほど上達は早いものです!

何事も強制するのではなく、ぜひこどもと一緒に楽しむ気持ちを持って運動・スポーツに触れていただきたいと思います!

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